私とAIコーディング

「afさんのAIラボ」では、AIに開発を頼み、できたものを使ってみた結果を記録しています。ここでは、その実験をしている私の経験と、ブログを始めたきっかけを書いておきます。

ゲームを作れるという話を、自分でも確かめたくなった

ChatGPTを提供するOpenAIのAIモデル「GPT-6 Astra」が公開されてから、「ド素人でも指示だけで3Dゲームが作れた」「いやいや、そんなに簡単ではない」「無料やPlusでは現実的ではない」といった話を目にすることが増えました。

それぞれを読んでいると、いくつか気になることがありました。

  • 本当に、開発をしたことのない人でも作れるのか。
  • コードを書かなくてよいとしても、開発の経験は必要なのか。
  • 起動する試作品から、実際に遊べるものへ、どこまで進められるのか。
  • 準備や修正も含めると、人間は何をする必要があるのか。

話を読むだけでは分からないので、自分でも試すことにしました。その過程を残す場所として始めたのが、このブログです。

最初の題材はゲームですが、特定のAIやゲーム制作だけに絞るつもりはありません。普段使うソフトや、すでにあるコードの修正にも範囲を広げて、AIに任せられる仕事を見ていきます。

私の経験と、実験を始めたときの環境

以前は会社員として、プロジェクト管理を担当するPMの仕事をしていました。現在はフリーランスのプログラマー/システムエンジニア(PG/SE)です。プログラミングや開発の経験はあります。

使用環境は、PCがWindows、スマートフォンがAndroidです。このブログの操作手順や動作確認も、各記事に別の記載がない限り、この環境を前提としています。

PCにはVisual StudioやVSCodeなど、普段の開発に使う基本的な環境が整っています。PCそのものやソフトウェア開発に初めて触れる状態からの実験ではありません。

Unityは昔、入門書のとおりに進めてみたことがあります。ただ、その先で自分のオリジナルゲームを作るところまでは至りませんでした。

今回のゲーム制作を始めた時点では、Unityはインストールしていませんでした。ゲーム開発の環境がそろっていないところから始めて、どうなるかも確かめたかったからです。

したがって、私の立場は「開発の経験はあるが、ゲーム制作を一通り経験しているわけではない」というものです。実験中の判断に、これまでの経験が働いていることもあると思います。私ができたことと、未経験の人にも同じようにできるかは、分けて考えたいところです。

モデルと開発ツールの関係は、AstraとCodexとはで説明しています。

小さな相談から、作業を任せるようになった

最初は、すでに書いてあるコードの一部分を見せて、レビューしてもらう使い方でした。メソッドやクラスをコピーして貼り付けたり、ファイルをアップロードしたりして、問題がないかを聞きます。必要な処理を生成してもらうこともありました。

その後は、既存のプロジェクト全体を見てもらい、不具合の修正や機能追加を頼むようになりました。相談する範囲が、個々の処理からソフト全体へ広がった形です。

さらに、新しいソリューションやプロジェクトを作るところから、ビルド、テストまで任せるようになりました。WinFormsで作るWindows用ソフト、Webアプリ、Windowsの右クリックメニューに関わる機能、日常で使う小さなツールなどを作っています。

今回のゲーム制作は、その延長です。既知のゲームから始め、独自ルールを足し、最後には動くものを遊びながらオリジナルのゲームへ育てました。

ゲーム制作の3段階の記録はこちら

要件を考えるときにも、AIを使う

開発を依頼する前に、チャットやほかのAIで要件を詰めることがあります。相談した内容を、Codexへ渡す指示文にまとめてもらうこともあります。

これは隠すような話ではなく、普段の運用です。Codexの利用残量を節約し、実装や検証へ利用枠を回すために、相談する場所と作業を実行する場所を分けています。

「少額のプランでは足りず、結局は高額なプランへ進むしかないのか」という話に対しても、私としては、まず仕事の渡し方を工夫してみる、という回答になります。

AIと一緒に面白いものをつくる流れ。①アイデアを出す(俺)、②企画・整理する(チャッピー=ChatGPT)、③仕様をまとめる(俺)、④作る、⑤確認・調整する(Codexさん、クロさん=Claude Codeが、そのときどきで担当)の5段階と、必要に応じて①へ戻る矢印

普段の流れを図にすると、このようになります。

  1. アイデアを出す:作りたいものを、まず自分でざっくり考えます。
  2. 企画・整理する:ChatGPTと話しながら、必要な機能や使い方、優先順位を詰めます。図では「チャッピー」と呼んでいます。
  3. 仕様をまとめる:会話の結果をもとに、開発を頼む指示文を自分で確定します。
  4. 作る:CodexかClaude Codeに、ファイルの作成や実装を任せます。図では「Codexさん」「クロさん」です。
  5. 確認・調整する:動作確認や不具合の調査、仕上げの調整です。ここもCodexかClaude Codeが担当し、私も実際に使って判断します。

どちらの開発ツールを使うかは、そのときのテーマや利用枠の残りで決めています。使ってみて気になるところがあれば、また相談からやり直します。

具体的な使い分けと利用枠についての考え方は、準備編にまとめています。記事では、事前の相談も含めて制作の過程を記録します。

人間に残る仕事も見ていきたい

始める前は、AIにコードを書いてもらっても、要件定義や設計、レビューなど、人間が担う部分は多いだろうと考えていました。

実際にゲームを作らせると、AIは細かな仕様や操作方法を補い、テストをし、モデルや効果音、素材探しまで作業を広げていました。一方で、私はできたものを遊び、「この地図では答えが見えてしまう」「今度は速すぎる」と判断して、次の変更を頼んでいました。

何を作りたいか決めます。実際に使います。良いか悪いかを判断します。次にどうしたいか決めます。

コードを書く仕事を任せられる範囲が広がったとき、こうした判断がどう変わるのかを、これからも実際の制作を通じて見ていきたいと思っています。

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